人事コンサルタントの『生きがい』づくり日記 人事コンサルティング会社 生きがいラボ
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2016年7月13日

■給与制度で「自律」のメッセージを発信する

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。

前々回・前回で、給与制度を構築するときの3つの基本方針のうち

1.不満の解消を目指さない
2.モチベーションの向上を目指さない

を説明してまいりました。


給与制度の設計思想として、
「不満解消」「モチベーション向上」を掲げるのが普通なのですが、

前回まででお伝えした通り、

「不満解消」や「モチベーション向上」を目指した給与制度では、
皮肉なことに、不満は高まり、やる気が高まることはありません。


では、給与制度を構築するときに、何を目指すべきかですが、
それが今回のテーマとなります。


給与制度を構築するときの3つ目の方針は、


「自律」への意識変革を目指す


ということです。

これまで述べてきたように、
給与に関する不満のほとんどは、精神的な未成熟が原因です。

自分の組織への貢献度や市場での価値などを客観的に分析し、
給与への不満を述べる人とお会いしたことがありません。


貢献意欲や成長意欲が高く、権利より責任を重んじている人は、
自分が受け取っている給与額に満足している傾向が強いです。

つまりは、精神的に自律している人は、
給与額の多寡に関わらず、現状の給与額に満足するものです。

満足どころか、感謝の気持ちも持っています。


もちろんそういう人は、大切な人材として認識されていますから、
適正な給与をもらっていることも多いのですが、

それは、給与が高いから自律的な意識になったのではなく、
自律的に仕事をしているから給与が高くなったのです。


給与への満足が生まれる唯一の条件は、
社員一人ひとりが精神的に「自律」することだと考えています。

だから、給与制度を構築するときには、
「不満の解消」や「モチベーション向上」を目指すのではなく、

「自律への変革」を強烈に打ち出すことを目指すべきです。


「自律への変革」というメッセージを
どのようにして給与制度に込めるかについては、次回に解説します。


          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

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