2010年8月 5日
組織形態の基本型(3)
master (2010年8月 5日 11:30)生きがいラボ・ニュースレター【2010年8月5日号】
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組織形態の基本型(3)
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いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。
前回のニュースレターでは、組織形態の基本型の一つである
事業部制組織についてお伝えしました。
前回のニュースレターはコチラ↓
今回は、マトリクス組織について扱います。
マトリクス組織とは、複数の軸によって組織を分割する形態です。
例えば、営業や製造などの機能別に分割された組織の上に、
横串を通すようにそれぞれの事業による分割も行なうような形態です。
イメージをしやすいように表計算ソフトで説明すると、
表計算ソフトでは、一つのセルは「A列の1行目」というように、
列と行という2つの属性を持っています。
マトリクス組織では、一人の社員様は表計算ソフトのセルのように、
2つの属性を持つようになります。
例えば、営業部門の構成員でもありA事業部の構成員でもある、
というように、複数の軸によって分割されるのです。
したがって、2人の上司を持つことになりますので、
マトリクス組織は「ワンマン・ツーボス制」とも呼ばれます。
複数の軸を持つことで、多面的な調整を組織的に行なうことができ、
よりバランス感覚の良い組織運営をすることができます。
マトリクス組織のメリットとデメリットを挙げておきます。
●マトリクス組織のメリット
・機能と事業などの2次元軸による組織統合を図ることができる
・情報の共有化が促進される
・視野の広い人材育成につながる
●マトリクス組織のデメリット
・一人の組織成員が、2人の上司から指示を受けることになり、
指示系統が乱れやすい
・責任の所在が不明確になりやすい
・複数軸の間で意見の対立が起こりやすい
3回にわたって組織形態を扱って参りましたが、
どの組織形態が優れているということはなく、
それぞれにメリット・デメリットがありますので、
自社の経営戦略に最も合う組織形態を選択することになります。
この時には、「捨てる」という覚悟が必要になります。
なぜなら、ある組織形態を選択するということは、
他の形態によって享受できるメリットを捨てるということだからです。
その「捨てる」決断をするために、戦略が重要になってくるのです。
生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔


