2010年10月 6日
トヨタ自動車が「残業解禁」へ(2)
master (2010年10月 6日 23:56)生きがいラボ・ニュースレター【2010年10月7日号】
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トヨタ自動車が「残業解禁」へ(2)
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いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。
前回のニュースレターでは、トヨタ自動車の「残業解禁」に関連し、
残業規制のメリットについて一般論を述べました。
前回のニュースレターはコチラ↓
今回は視点を変えて、「生きがい」という観点で扱います。
私は、仕事を通して「生きがい」を感じるための最低条件として、
『自分で考えて行動できる』ことが必要だと考えています。
例えば、いくらお客様に貢献できる仕事をしていたとしても、
自分で考える余地がなく、全て指示通りにしなけれならなければ、
2~3年は満足できるでしょうが、
仕事の経険を積むにつれ、仕事への情熱は失われていくでしょう。
仕事のやりがいとは、自分で考え、創意工夫し、チャレンジし、
その結果が出たときに得られるものです。
そして、そのような体験の積み重ねで成長していくのです。
その成長の積み重ねが、仕事を通じての「生きがい」を生むのです。
現在の労働法制は、仕事を苦役と考え、拘束時間が短い方が
労働者を保護することにつながると考えています。
確かに、残業規制は過重労働を防ぐという効果もありますが、
仕事を通しての「生きがい」の形成を妨げることもあります。
時間に囚われた仕事では「生きがい」は生まれません。
人生の一時期(特にキャリアの節目)には、
寝食を忘れて仕事に没頭する時期がなければ、成長はありません。
成長がなければ、「生きがい」を実感することはできないのです。
ただ、むやみに労働時間が長ければいいということではありません。
冒頭に述べたように、「自分で考え行動する」自由裁量がなければ
労働は苦役となってしまいます。
企業としては、いかに社員様に「自分で考え行動できる」裁量を与え、
社員様が労働時間など気にならないような、仕事に没頭できる環境を
整えることが最良の施策と言えるでしょう。
それが結果的には、社員様の成長につながり、
社員様の人生にとっても、企業業績にとってもプラスとなるのです。
トヨタの施策も、単に残業を解禁しただけでは効果は薄いでしょう。
社員様が仕事に没頭できる環境をいかに整えるかが、
この施策の成否を分けるポイントではないかと思います。
「社員様が自分で考え行動できる環境をつくる」とは、
理屈では簡単なことなのですが、なかなかできる経営者様はいません。
次回は、なぜそのような環境ができないかについて扱っていきます。
生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔


