人事コンサルタントの『生きがい』づくり日記 人事コンサルティング会社 生きがいラボ

2014年2月27日

本気で仕事をするから楽しくなる

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。


私は人事制度のコンサルティングをさせていただく前に
出来る限りたくさんの社員さまにヒアリングをさせていただきます。

そのなかで、よくあるお話として

「仕事が楽しくないから本気で出来ない」

というようなニュアンスのご意見を伺うことがあります。


もっともなご意見のようですが、私は少し違った見方をしています。

私は「楽しいから本気で出来る」のではなくて、
まったく逆で「本気でやるからこそ楽しくなる」と考えています。


本気で仕事をするからこそ、いろいろなアイデアが湧いてきますし、
仕事における充実感や達成感が味わえます。

仕事に対するプライドも出てきます。

その結果として、「仕事が楽しくなる」と思うのです。


そして、本気で仕事をすれば、傷つくことも多くなります。

本気でなければ、うまくいかなかった時に
「本気じゃなかったから・・・」と自分に言い訳ができますが、

本気で行なったことには言い訳ができません。

もしうまくいかなければ、力不足を認めざるを得なくなります。


しかし、そのつらい体験が成長のエンジンとなっていきますし、
人間としての「器」を大きくしていきます。


このことは給料に関しても同じことが言え、

「もっと給料が高かったら頑張るのに」という考えをしているから
良い仕事ができませんし、結果として給料も上がらないのです。


これらの考え方には経営者はご理解いただけるかと思いますが、
管理職もしっかりと理解していなければなりません。

そして、部下が責任と貢献よりも先に権利を主張したときに、
しっかりと仕事観や人生観を教えてあげなければなりません。

しかし実際には、部下の不平・不満に同調してしまうような
管理職もたくさんいらっしゃいます。


やはり、会社をより良くしていくのは「制度」ではなく、
そこで働く「人」なのです。


          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

2014年2月13日

楽しく成長できる職場をつくる方法

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。


前回に「飲みニケーション」をテーマにしましたが、
想像以上に反響がありましたので、今回は補足をしたいと思います。


東京大学准教授の中原淳さんの研究結果についてですが、

中原准教授の研究によって、
部下の能力向上に影響を与えた上司の関わりとして、

部下に考えさせる「内省支援」と励ましなどの「精神支援」が
プラスの影響を与えるということが結果として出ました。

意外なことに、業務上のアドバイスなどの「業務支援」については
そんなに影響がないことが分かりました。

一方で、同僚からの「業務支援」は、能力向上にプラスだという
結果が出ました。


この結果は、非常に示唆に富むものだと思います。


この結果をもとに、部下育成を促進する上司の取り組みとしては、

上司は「内省支援」と「精神支援」を中心に関わり、
業務上の改善については同僚同士の情報交換によって行なうことが
有効だと思います。


より詳しく知りたい方は、東京大学出版会から出版されている
「職場学習論」をお読みいただきたいと思います。


また、「飲みニケーション」が最近見直されつつありますが、
飲み会に限らず、人間関係を円滑にする方法はたくさんあります。

夜よりも参加しやすいお昼を使ったランチ会や、
気軽に話せるオフサイト・ミーティングを開催する企業さんも
増えてきたように感じます。

私が多くの企業さんで導入させてもらっている
360度フィードバック制度も人間関係を円滑にする効果があります。

あるいは、今まで行なってきたことを再活用するという意味で、
朝礼や日報を少し変えて、仲間への感謝を伝え合うようにした
企業さんもあります。

要は、工夫次第でやり方は無限にあるということです。


職場の人間関係を円滑にする方法についてもっと知りたい方は、
東洋経済から出版されている酒井穣さんの「ご機嫌な職場」を
お読みいただくと良いかと思います。


これからの中小企業が生き残るためには、
社員さん同士が本音で関わりあえる人間関係が大切だと思います。

          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

2014年2月 6日

職場の人間関係を円滑にする方法

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。


近年、にわかに「飲みニケーション」が見直され始めています。


私のお客様でも、

「社員旅行を復活してほしい」や「もっと飲み会を催してほしい」

というような声が挙がることが多くなってきました。


これは「飲みニケーション」に限ったことではなく、

「絆」や「対話」という言葉を耳にする機会が増えてきたり、
社会全体のトレンドとして「人と人との関わり」の重要性が
再認識されつつあります。

一時は死語となった
「飲みニケーション」が再び脚光を浴び出したのは何故でしょうか?


本来、人間には「他者とつながっていたい」という欲求があり、
日本では会社もその欲求を満たすコミュニティーとして機能しました。

しかし、バブル崩壊後の長期的な景気停滞によって、
「結果が全て」という考えが職場を覆い、
職場のコミュニティーとしての機能が破壊されていきました。

それによって、職場の人間関係はギスギスし、
「職場は単に仕事だけする場」という風潮が蔓延していきました。


近年になって「飲みニケーション」が見直されてきた背景としては、

「人間関係が悪いと結果も創れない」

ということが明らかになってきたことが一つの要因としてあります。

報・連・相などは典型的ですが、
職場の人間関係が悪いと相乗効果が期待できないのです。

人間関係の希薄な職場は楽しくなく、離職率も高くなります。


時代背景の考察はこれぐらいにして、
「飲みニケーション」によって部下のやる気を引き上げる方法に
ついて触れていきたいと思います。


最も大切なことは、

部下に飲み会が「楽しい」と思ってもらうことです。


部下が上司と飲みたくないのは、酒の席でも説教されるからです。

「飲みニケーション」の最大の目的は、部下との人間関係づくりです。
まずは、部下の不平不満、言い訳も全て受け入れる姿勢が必要です。


東京大学准教授の中原淳さんの研究では、
上司の「精神的な励まし」や「内省を促す問いかけ」が
部下の能力向上につながり、

「業務上の指導」はあまり関係がないという結果が出ました。

※中原淳著「職場学習論(東京大学出版会)」より


これを応用すれば、「飲みニケーション」の場で
上司が心がけることとして、次の3つが挙げられます。


1.共感:部下の苦労や悩みを心から理解しようとする
2.問いかけ:答えを示すのではなく問いかけによって内省を促す
3.励まし:「応援してるよ!」という思いを伝える


また、細かいことですが、下記のことも「飲みニケーション」で
部下のやる気を上げるために大切なポイントです。


・席次も無礼講とし、役職や立場にとらわれない雰囲気をつくる。
 参加人数が多い時には、クジ引きなどで席を決める。

・お酒が飲めない部下に対しては、お酒を無理に勧めない。

・夜に参加するのが難しい女性の部下には、ランチタイムを活用する。

・上司が会社の愚痴や不平不満を言わない。

・自分が若い頃の失敗談を話すなど、等身大のありのままを開示する。

・飲み会の後(数時間後か翌朝)に「一緒に頑張ろう!」というような
 メールを送るなど、アフターフォローを行う。


最も大切なのは、
楽しい雰囲気をつくって「また一緒に飲みたい」と思わせることです。

一緒に飲めるような人間関係があってはじめて、
部下は上司の言葉に素直に耳を傾けるようになります。

そうして培った信頼関係が、
部下がやる気をもって働く土壌をつくっていくのです。


          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

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