人事コンサルタントの『生きがい』づくり日記 人事コンサルティング会社 生きがいラボ

2014年3月 6日

ドラッカーが主張する「金銭的報酬の限界」

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。


ある会社の人事制度構築プロジェクトメンバーさんに
ドラッカーの「現代の経営」についてのレポート課題を出したので、
久しぶりに同書を読みました。

1954年に書かれたとは信じられないほど示唆に富む内容で、
何回読んでも新しい気づきがあります。

その中に、動機づけについて書かれた箇所があります。


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 金銭的な報奨についての満足は、積極的な動機づけとしては
 十分ではない。

 金銭的な報奨が動機づけとなるのは、
 他の要因によって、働く人が責任をもつ用意ができているとき
 だけである。

 ※P・ドラッカー「現代の経営・下」(ダイヤモンド社)より引用

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人生において、お金は大事です。お金がないと何もできません。
しかし、お金を仕事への動機づけに使うにはかなり問題があります。


ドラッカーさんは「責任をもつ用意」と表現していますが、
私もまったく同意見で、

自律した人でなければ、
お金による報奨によって仕事のやりがいが低下してしまいます。

自律した人でなければ、お金が持っている魔力に負けてしまい、
仕事が苦役に変わってしまうのです。

仕事そのものの中に楽しみを見い出すことができなければ、
仕事はつらいものになってしまうでしょう。


当社の人事制度では、

マネジメント職には「期待グレード」という簡易版個別契約によって
給料が決まる仕組みを構築しますが、

これは「責任」の重要性を理解している自律した人材だからこそ
効果がある制度です。


ですから、会社として最も大切なことは、
組織に貢献する責任の重要性を心底から理解させる教育です。

それがなければ、仕事の楽しさを味わうことができず、
仕事へのモチベーションを高めることなどできるはずがないのです。

          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

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