人事コンサルタントの『生きがい』づくり日記 人事コンサルティング会社 生きがいラボ

2015年1月30日

覚悟の交換

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。

早いもので、もう1月も終わろうとしています。

毎年、1月はバタバタするのですが、
今年は本の執筆で、昼も夜もない常に睡眠不足の1月を送りました。

何とか早く書き上げたいと思います。


昨日は、経営者の大先輩から色々なお話を聴かせていただきました。

その中で、

 「人間は40歳ぐらいになって会社に頼るようなことでは情けない。
  会社から頼られるような人間にならないといけない」

とおっしゃっていました。私も本当にその通りだと思います。


私が本気で学ぼうと決意したのは、24歳の時です。

その当時の私は、社会人になったばかりで実力もないくせに
何かあれば上司に反発して、何かと問題を起こしてばかりでした。

そのころに「このままではクビにされるのでは?」という不安が湧き、
非常につらい毎日を過ごすようになりました。


そんな毎日を送る中で、

 「クビにされるのをビクビクするような生き方はイヤだ!
  社会の中で自分一人になっても生きていける実力をつけよう!
  そうすれば、こんな情けない気持ちにもならないはずだ!」

と一念発起して、猛烈に勉強を始めました。


仕事が終わるのは深夜なので、仕事が終わってから朝まで勉強して、
2~3時間ほど寝てから出社するという毎日でした。

毎日2~3時間しか寝ていないので
本を読んだりしていてもすぐに睡魔が襲ってきますから、
野球のキャッチャーのようなポーズで座って勉強しました。

寝たら尻餅をついて起きる。座り直して本を読む、の繰り返しです。


そんな生活を5年も送ると、まったく見える世界が変わってきます。

いつの間にか自信もついてクビを心配することなどもなくなり、
会社からいろいろな仕事をさせていただけるようになりました。

また、決意をすれば人間は変われる!ということも実感しました。
この実感が、今の私の原動力にもなっています。


労働政策研究・研修機構の『仕事に関する満足度』の調査では、

「賃金・収入」と「会社からの評価」の2項目についてのみ、
不満足が満足を上回りました。

※「第2回日本人の就業実態に関する総合調査」(2014年)より


この結果は、私がコンサルティングをするなかで受ける実感とも
合致します。

ただ、不満足が多いからといって、
給料を上げたり、評価基準を細かくすれば解決するかと言えば、
私は違うと考えています。


一人ひとりの心の中に、

 「自分の力で自分の人生を切り拓くんだ!」
 「自分の限界にチャレンジして、自分を成長させるんだ!」
 「何としても社会や会社、顧客や仲間に貢献していくんだ!」

という自律的な責任感がなければ、真の解決にはなりません。

それがなければ、不満解消策が新たな不満を生み出すだけです。


この点について、ピーター・ドラッカーさんが
『現代の経営・下(ダイヤモンド社)』で次のように述べています。


―――――以下は抜粋―――――

 満足は動機づけとして間違っている。
 満足とは受け身の気持ちである。(中略)

 企業は働く人に対し、
 進んで何かを行うことを要求しなければならない。

 企業が要求しなければならないことは仕事であり、
 受け身の気持ちなどではない。 (中略)

 意味あるものは満足ではなく責任である。

 (中略)

 金銭的な報奨についての満足は、
 積極的な動機づけとしては十分ではない。

 金銭的な報奨が動機づけとなるのは、他の要因によって、
 働く人が責任を持つ用意ができているときだけである。

―――――抜粋終わり―――――


自律的な責任感を持ち、
与えられることよりも与えることのみを考えているときにこそ、

人は本当に成長し、働きがい・生きがいを感じることができます。


友人の経営者が、良い会社をつくるには「覚悟と覚悟の交換」が
必要だと言っていました。

経営者は「必ず社員さんを幸せにする」という覚悟を持つ。
社員は「何としても会社に貢献する」という覚悟を持つ。

その覚悟の交換によって会社は良くなると言っていたのですが、
私もその通りだと思います。


会社に勤めていると、守られ過ぎというぐらいに守られます。

社会の中にあるさまざまリスクは、会社が負担しています。

会社に守ってもらっていることに感謝があればいいのですが、
多くの場合は、それを当たり前と感じています。

そして、より以上を権利として求める風潮にあります。


私の提唱する人事制度は、「覚悟」を促す人事制度です。

依存心の強い人にとっては受け入れがたいかもしれませんが、
覚悟を決めなければ、豊かな人生などあり得ません。


私は全ての人が変われると信じています。

今までのコンサルティングの中でも、
ある日を境にして見違えるように言動が変わったという方々を
目の当りにしてきました。


私は人事制度を通じて、
勇気を持って一歩を踏み出す人の応援をしていきたいと思います。


          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

2015年1月14日

これからの企業の在り方を考える

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。

1月もすでに半分が過ぎ、
年を重ねるごとに月日の流れが速くなるように感じます。


最近は本の執筆のために、影響を受けた書籍を改めて読むことが
多くなっています。

その一環で、リンダ・グラットン著『未来企業(プレジデント社)』
を改めて読みました。

『未来企業』に書いてあるように、これからの時代のキーワードして
「レジリエンス」という考えが大切になると思います。

まだ読んでない方には、是非ともお勧めします。


リンダ・グラットンさんの前著である『ワーク・シフト(同社)』も
未来の働き方を大胆に予測した読み応えのある書でした。

「時間に追われる」「孤独にさいなまれる」「貧困に苦しむ」という
背筋の寒くなる未来予測をリンダ・グラットンさんはしていますが、

私もリンダさんと同じ見解で、一人ひとりが意識をシフトしなければ、
幸福を感じながら生きる人生を歩めなくなると思っています。

しかし、言い方を変えるなら、もし意識が変わればその瞬間から
仕事の中に幸せを見出すことができるということです。


私は未来学者ではありませんので、未来を予測したりはしませんが、
これからの日本には


 「選択の自覚」から生まれる「責任感」


が大切になると考えています。


一人の人間のことを考えたとき、現在置かれている状況というのは、
その人の「選択」の積み重ねによるものです。

・どんな職に就くのか?
・どの会社に勤めるのか?
・どれだけ仕事を頑張るのか?
・どんな言葉を使うのか?
・周りとどんな人間関係を築くのか?

全ては自分自身が選択したことです。

しかし、自分が選択したという自覚がなかったならば、
自分の思い通りにならないと、他者に原因を求めて責め始めます。

こういう風潮が、今の日本にあると思えてなりません。

これでは、いくら企業の労働条件や福利厚生が充実したところで、
仕事に喜びを見出すことなど不可能です。


これまで政府や企業は、施策を通して「安心」「安定」「安全」を
提供しようとしてきました。

このような施策が不要とは言いませんが、
人間の「他律」的な意識を助長してきたとも言えると思います。

他律心が生み出すのは、不平や不満、嫉妬、言い訳だけであって、
達成感や充実感、やりがい、生きがいを生み出すことはありません。


これからの企業は、もっと「責任」を要求するべきだと思います。


「責任」とは、失敗した時に辞めることではありません。
与えられた役割だけ果たそうという、受け身の姿勢でもありません。

「責任」とは「組織の理念・ビジョンに進んで貢献すること」です。

そして経営者は、責任を自覚した社員の努力が
理念・ビジョン実現に結びつく環境をつくることが責任となります。

そのときにこそ、経営者と社員が本当の意味でパートナーになれ、
感謝し合える関係になれると思うのです。

生きがいラボは、そういう関係づくりのお手伝いをしていきたいと
考えています。


          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

2015年1月 8日

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。生きがいラボの福留です。

旧年中は格別のご高配を賜りまして、誠にありがとうございました。
今年も何卒、宜しくお願い申し上げます。


今回の年末年始は、元日だけゆっくりさせていただき、
あとは本の執筆で頭から湯気が出るような毎日を過ごしていました。


私が「評価と給与の分離」という人事制度の常識とは真逆の概念を
思いついてから約10年になりますが、

この10年で考えてきたことを1冊の本(約10万字)にまとめるのは、
なかなか難しいものがあります。


しかし、これからの10年間で「働き方」の大変革が起きる可能性が
ますます高くなってきていますので、

私の提唱している人事制度の根底に流れる思想が
これからの社会では本当に必要になってくるという実感があります。


一人でも多くの方が仕事に「生きがい」を持てる社会づくりのために
貢献できる本を書きたいと思っていますので、

これからコンサルティングや研修が続く毎日に突入していきますが、
頑張って書き上げたいと思います。


今年も変わらぬご支援を宜しくお願い申し上げます。


          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

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