人事コンサルタントの『生きがい』づくり日記 人事コンサルティング会社 生きがいラボ

2015年7月31日

賞与の意味を考える

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。

6月下旬から8月初旬にかけては、
多くの企業さまでは夏の賞与を支給する時期になりますので、

今回から数回にわたって、賞与について考えていきたいと思います。


賞与を支給する意味合いについては、
それぞれの企業さまの考えがあるので一概には言えませんが、

1.給与の一部としての賞与
2.利益の還元としての賞与

という、大きく区分すると2つに分かれます。


1番目の「給与の一部」としての賞与を、分かりやすい例で言うと、

想定している年収額を、16などの「12より多い数」で割って、
その金額を月給として支給し、差額を年2回の賞与として支給する
という考え方です。

お盆や年末年始はいろいろと出費がかさむので、
この時期に合わせて月給の何か月分かを賞与として支給することで、
社員さんの生活を助けようということです。


日本における賞与は、この「給与の一部」の位置づけが強いですが、
これは江戸時代からの商慣習によるものです。

商店の主人が、使用人に対してお盆や正月に小遣い銭を渡す慣習が
賞与として残ったのです。


2番目の「利益の還元」としての賞与は、

企業活動の結果として獲得した利益を、株主や納税だけではなく、
社員さんにも還元しようという意味合いです。

要は、社員さんの頑張りに応じて、金銭面で報いていきましょう、
という目的です。


実際の企業さまでは、1番目と2番目の位置づけが入り混じって
賞与を支給しているケースが多いです。

業績によって、賞与原資をある程度は調整しながら、

全社員さんを平均すると「○か月分」というようなかたちで、
賞与額を決定しているケースが多いです。


私の賞与に関する基本的な考え方は、

『賞与の位置づけは、利益の還元にすべき』

というものです。


つまりは、利益が出たときには賞与として社員さんに還元し、
利益が出なかったときには賞与を支給しない、という考えです。


私の発想の原点はすべて「生きがい」をつくることですので、

賞与を利益の還元とすることが、
社員さんの生きがいを高めることにつながっていくのですが、

長くなりましたので、次回にご説明したいと思います。



          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

2015年7月23日

仕事を楽しくする方法

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。


前々回と前回は、「天職のつくり方」について扱ってきましたが、
今回もその続きです。


人事制度のコンサルティングをさせていただくなかで、

「仕事が楽しくない」

とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。


仕事が楽しくない理由は、

・職場の人間関係がよくない
・上司とウマが合わない
・上司が自分を評価してくれない
・仕事のなかで自分の裁量の余地がない
・何年も同じ業務をしていて飽きている
・部下が思った通りに動いてくれない

など、人によってさまざまです。


反対に「仕事が楽しい」という人もたくさんいらっしゃいます。

仕事が楽しい人は、まったく問題を抱えていないかといえば、
そうではありません。

仕事が「楽しくない」という人が抱えているような問題を、
仕事が「楽しい」という人も持っています。


同じような状況に置かれながらも、
なぜ仕事を楽しめる人と楽しめない人が生まれるのでしょうか。


私の経験上、それは「自律」か「他律」かの意識の差です。


問題解決のために自分を変えようという「自律」の人は、
仕事を楽しんでいて、

他者に変わってもらいたいという「他律」の人は、
仕事を楽しんでいないように感じます。

天職を「つくる」という意識も、自律的な価値観です。


「自律」という価値観は、これからの社会で本当に大切な考え方です。

社会全体に「自律」の価値観が根付けば、
多くの社会問題も解決できるのではないか、と私は思っています。


          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

2015年7月16日

「天職」と「プランドハプンスタンス理論」

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。


今回も前回から引き続き、「天職」についてです。


前回は、天職を

(1)自分の人生を懸ける価値があると感じられる
(2)社会から必要とされている
(3)他者よりも卓越した能力が備わっている

だと定義し、

「見つける」のではなく「創る」ものだと述べました。


そして、その理由の1つ目に「1万時間の法則」をご紹介しました。

今回は、2つ目の理由について書きたいと思います。


2つ目の理由は、

『プランドハプンスタンス理論』という、

スタンフォード大学のクランボルツ教授が唱える考え方です。


日本語でいうと「計画的偶発性理論」となりますが、
クランボルツ教授が、個人のキャリアについて調査をしたところ、

『キャリアの8割は、予想していない偶発的な出来事に左右される』

という調査結果が出ました。


ただ、その偶発的な出来事を活用することでキャリアが拓けたり、

または、好ましい偶然が起こるように意図して行動することによって、
好ましい偶然が起こる確率を高めたりできますから、

ただ単に運任せでもうまくいかないということです。


いわば、

『好ましい偶然を引き寄せるだけの努力をしているかどうか』

が大切だということです。


私も、このクランボルツ教授の考え方に共感します。

「努力は必ず実る」という保証はありませんが、
少なくとも「努力しなければ実はならない」ということは言えます。


自分に合った天職も、見つかるのを待っているばかりではなく、
自ら創っていく意識が大切なのだと思います。


          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

2015年7月 8日

「天職」の見つけ方

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。


今回は、「天職」についてです。


人事に携わっている関係で、新入社員さんや就活中の学生さんと
話をする機会もあるのですが、

「どうやったら自分に合った仕事を見つけられるのか?」

というご質問をいただきます。


私は、このご質問をいただいた時に、

「天職」

について、お話をすることがあります。


私なりに「天職」を定義すると、

(1)自分の人生を懸ける価値があると感じられる
(2)社会から必要とされている
(3)他者よりも卓越した能力が備わっている

という、3つの条件がそろった仕事のことです。


天職に巡り合えば、その人の職業人生は最高に幸せになるでしょう。


新入社員さんや学生さんの興味は、天職の「見つけ方」ですが、
私は天職とは「見つける」ではなく「創る」ものだと思っています。


そう考える理由には、2つあります。


1つは、「1万時間の法則」です。

能力開発の世界でよく言われることですが、

何かの分野で熟達レベルに至るには「1万時間」の訓練が必要だ
という経験則です。


1万時間は1日8時間・週休2日で計算すると約5年になるので、
5年ぐらいは必死に働かなければ、モノにならないということです。


人は、他者から必要とされるときに、自分の存在意義を感じます。
そのためには、他者に貢献できる能力を持っていなければなりません。

能力の獲得には訓練が必要なので、
仕事における自分の存在意義を感じるためには、時間がかかります。


また、仕事というのは、真剣に打ち込めば打ち込むほど、
奥の深さがだんだんと分かってきて、おもしろくなるものです。


「仕事がおもしろくない」という人もいらっしゃいますが、

仕事がおもしろくなるまで本気で打ち込んでいないという人も
なかには見受けられます。


「おもしろくないから本気になれない」ではなく、
「本気でやらないからおもしろくない」という方が真実なのです。


この点から、天職は「見つける」よりも「創る」という感覚の方が
近いと思います。


少し長くなりましたので、2つ目の理由は次回にいたします。


          生きがいラボ株式会社 代表取締役 福留 幸輔

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